北井和代[歌人] ※ページ内のすべての画像はクリックすると見やすくなります。 北井和代の関連作品 「蜜蜂は花粉に足を太くして忙しく飛べり藤のあはひを」 「その樹齢四百年とぞ大藤の揺るる花房ただに見上げつ」 「久々に都電に乗りてそはそはと一喜一憂童のごとく」 「芽吹きたる若木の根元に一輪の小さきタンポポ春よとひらく」 「母の日に戴く花の鉢植は年々増えてベランダ華やぐ」 「朝早き自転車置き場に来て止まるシオカラトンボ素早くつかむ」 「八月の一日なれど藤棚に藤の短き花房三つ咲く」 「長梅雨の明けて団地のけやき並木ジイジイ蝉の声響く」 「去り難く明著堂を拝すれば亡夫かと思ふやさしき風吹く」 「冷え込める朝の窓辺に花弁を揺らして皇帝ダリアは立てり」 「芝川の両岸に咲く菜の花にこの年初の紋白蝶見る」 facebookでシェア Twitterでシェア LINEでシェア