成澤昭徳[詩人]
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書籍情報
- タイトル
- 薔薇の味
- 出版社
- 22世紀アート
- 価格
- Kindle版(電子書籍)0円 または 950円
- 内容
- 薔薇の館を舞台に、哲学と信仰そして人間の生が妖しく渦巻く衝撃のダーク・サスペンス
——「幻の神を現実化し、肉体化するには
血が流れなければいけません」——
この春に精神科医になったばかりの砧はある日、幼馴染で従妹の蓮沼美果に誘われ、彼女と両親が滞在する別荘を訪れる。
倒錯的な愛欲に溺れる蓮沼夫妻。
美果の婚約者を自称し、小説家を志す氷室。
温厚な微笑と豊かな教養を備えた蛭間神父。
薔薇が咲き誇る高台の館に集まった人々はこの夏、恐るべき運命に導かれて……
作家情報・その他
- 作家プロフィール
- 1942年神奈川県生まれ
- 著書/出版社
- ・詩集「処女」/思潮社
・詩集「神秘」/青土社
・詩集「座標系」/私家版
・小説「供犠」/勁草出版サービスセンター、22世紀アート
・小説「暗い館」/信山社、22世紀アート
・小説「飛鳥伝説」/文芸社
・戯曲「背教者」/文芸社
成澤昭徳の関連書籍
書籍情報
- タイトル
- 供犠
- 出版社
- 22世紀アート
- 価格
- Kindle版(電子書籍)0円 または 950円
オンデマンド版 990円 - 内容
- —— 哲学 × ミステリー × 私小説 ——
在る夏の日、春に医学部精神科を卒業して、病院で実際の診療に携わり始めたばかりの砧は、叔母の嫁ぎ先である蓮沼家の別荘に滞在するためにある高原の駅へ降り立った。
小高い丘の上にある英国チューダー王朝風の様式を模倣した白い瀟洒な館で幼馴染の従妹・美果との久しぶりの再会を楽しんだ砧は、美果の押しかけ婚約者で小説家志望の氷室に頼まれて幼いころに美果が患った神経症の治療の詳細を知るた
めに、彼女を治療した砧の恩師・藤波教授に氷室を紹介することになる。
それが悲劇の始まりとなることも知らずに——
信仰、哲学、秘学、そして人間の業が交錯する人間の実存を問う物語。